私のパソコン



日本アイ・ビー・エム ThinkPad 600E ( 2645-4AU )

ThinkPad 600シリーズとは

 1998年に発表されたThinkPad 600シリーズは同年に発表された600E、2000年に発表された600Xの3種類に分けることができ、薄型ボディーに大型液晶、CDドライブ内臓(着脱可)でHDD交換も容易に行え、拡張性に優れているという当時では夢のようなモデルでした。このシリーズが出た頃は今ほどパソコンの値段が安くはなく、特にThinkPadの最新モデルは高嶺の花でした。特にこのモデルは拡張性と薄さを両立させたモデルであり、値段もかなり高かったと思います。ThinkPadはそもそも法人相手の価格設定・商品ラインナップだった為に、他社に比べても割高感があったと思います。その代わり、ThinkPadを所有することが一種のステータスにもなり得ていたと思います。そのThinkPadの中でも、この600系は価格無視、物量投入最高級ブルジョワ路線を貫いた700系と、薄さ追求した560系の中間に位置し、非常にバランスの取れたモデルで、ThinkPadの新しいA4メインストリームとして定着して行ったのでした。

 このThinkPad 600はThinkPadでは初めて薄く見せる為にボディー下部の側面にカットを入れるという手法がとられました。この手法は600系以降、570などにも用いられているものの、600の絶妙な角度によるカットは後続の機種に引き継がれることはありませんでした。

 そして特筆すべきなのはキーボードだと思います。ノートパソコンに少々明るい人なら知らない人は居ないという程に絶賛されているThinkPad 600のキーボードは、ThinkPad史上最高の完成度と言われ、私自身、色んな機種を触ったことがありますがこれを超えるキーボードを搭載したノートパソコンには出会ったことがありません。ThinkPad 600がスペック的に見劣りするようになった今日においても、存在価値が未だに残されている大きな理由の1つは、この優れたキーボードが挙げられると思います。

私とThinkPad 600シリーズ

 発売当時高校生だった私が買える訳も無く、何時も学校の帰り際にカタログを貰いに言ったり、見に行ったり、地下松通商で涎を垂らしたりしていたのですが、2003年になってようやく中古購入できました。ちなみに私の使っているモデルはThinkPad 600E (2645-4AU)で、型番が示す通りUSモデルですが、日本語キーボードに換装してあります。またパームレスト部は600Xの物に交換されています。蛇足ですが、600と600Eのパームレストは塗装が禿げ易いという持病があり、これを600Xでは改善したようです。アメリカ被れの私としてはUSモデルである点は高く評価したいものの、何故かMade in U.S.Aではなく、Made in Mexico…。

 当時の日本アイ・ビー・エムのThinkPadは、選民主義・質実剛健・高級志向が非常に前面に出ており、広告戦略にもその姿勢が顕著に表れていました。その中で薄っすらとながら覚えている、記憶に残っているキャッチコピーを1つ紹介したいと思います。高校時代の友人が持っていたパソコン雑誌「日経パソコン」の広告欄に掲載されていたもので、どこの広告代理店が考えたのかは知りませんが、当時はそのコピーに痺れたものでした。正確なコピーは忘れてしまいましたが、こんな感じだったように思います。

「信頼性よりも、たった1mmの薄さを選ばれるなら、他をお探しください。」


そして現在

 現在も元気に稼動中です。IBM純正メモリーを512MBプラスして、現在はメモリ総量544MBで動かしています。普通のアプリケーションは問題なく動きますが、CPUパワーを要するフラッシュ動画満載のホームページ閲覧や、DivXなどの高圧縮映像を再生するのが辛い。Pentium3-800MHzを搭載したThinkPad 600Xに移行してでも600系を使っていきたいと思っていたものの、やはりそろそろ割り切って最新のlenovo製ThinkPadに移行するべきなんじゃないかなと思っています。600系は600Xも含めて趣味で所有していければ良いと思いますが、結局パソコンは使ってナンボの物。コレクションしても実はあんまり意味が無いんですよね。昔コレクション目的で購入したグレーのThinkPadこと330C/Csの2台、処分したくても出来なくて本当にもうどうしようかと・・・。

オマケ

Budweiser + IBM = アメリカの象徴

 当時、長野で開催された冬季オリンピックの公式スポンサーだったIBMの販促用グッズの1つ。どうしてもこのマグカップが欲しくて苦心の末に手に入れた。まさしく五輪ロゴとIBMのロゴの夢の競演。当時、千葉の海浜幕張は中瀬町一丁目一番地に、幕張新都心最大の敷地面積に構えるIBMの社屋の側面には、長野五輪の公式スポンサーであることを示す巨大な広告が張られ、そこを通るたびに「カッコイイナァ」と思ったものだった。

最終更新日2006.01.03 

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