今度生まれ変わるなら、鳥になりたい。

 いや、やっぱりパイロットになりたい。そっちの方が儲かりそうだしモテそうだし。それにジェットの凄まじいパワーは鳥じゃ味わえない。もし鳥に生まれ変わっても、飛行機好きだから羽田とかに見物にいって「ジェットヤバイなぁ〜」とか言いながら、不注意でジェットエンジンに吸い込まれて死にそうな気もするから、パイロットの方が良いですよね。

 この年になっても純粋に空には憧れるものがあって、「飛ぶ」すなわち「大地を離れる(離陸)」といったことに、物凄い感動や興奮を覚える。それは程度の差こそあれ、人間なら誰でも持っている感性だと思う。夕日を見ると、どこか懐かしさを覚えるのは、幾多の前世が地平線に沈む夕日を見てきたからだと聞いたことがありますが、もしそれが本当なら、人の飛ぶことに対する感動は人類がずっと空に挑戦してきたからもしれない。

 3歳くらいの時だったか、父に紙飛行機の作り方を教えてもらいました。それから暫くして、父がゴム動力の竹ヒゴ飛行機を作ってくれました。これがまた良く飛ぶもので、余りに飛びすぎてどっかに飛んでいってしまった(笑) やはり、物が無い時代に自分たちで創意工夫して遊んできた世代には、ボクのような団塊ジュニア世代は敵わないのかもしれない。

 

「飛んだ、飛んだよっ!!」

 1990年にNHKでやっていたアニメの影響もあったせいか、自分で飛行機を作るっていうことに憧れてしまった。この画像のジャン少年の技術力はすこぶる高い。

 

 

 

 

「ボクの理論は完璧なんだ!」

こんなセリフ言ってみたいと思った。

 

 

 

 

彼は更にヘリコプターまで自作する。

 映像を見るに、エンジンはジャン少年自作の空冷V型6気筒エンジンに違いない。航空機用のレシプロエンジンは、レーシングカーやバイクなどに比べ、それほど高回転を要求しないものの、絶対的な安定性・信頼性が求められる。また、上空は低温であるため、使用するエンジンオイルなども、その点を考慮しなければならない。

『ふしぎの海のナディアマニアの妄想コーナー』

 彼の製作したエンジンは、恐らく万能潜水艦ノーチラス号の高度なテクノロジーをフルにフィードバックして作られていると予想される。よって、エンジンに使用された金属は超合金のスペースチタニウム合金である可能性が高い。よって超高耐久かつ超軽量のスペシャルエンジンであろう。

 

 挙句の果てに彼はジェットエンジンまで作ってしまった。このアニメの時代設定は1800年代である。世界で最初のジェットエンジンは確かナチスドイツが開発したもので、1900年代前半の話なので、彼の凄さが分かる。もちろん彼のジェットエンジンは失敗に終わったが、ジェットの理論を思いつく点が素晴らしい。さらにこのマシンは無線による遠隔操作が可能。う〜ん。素晴らしい・・・。

 

 という訳で、前置きが長くなりましたが、飛行機の写真撮ったりしてるだけだと飽きて来るというか、どこか物足りない気持ちで一杯になってきたので、初心に戻って、自分で飛行機を作ろうと思い、正月明けにも関わらずジャスコに飛行機を買いに行ってきました。

 最初、オモチャコーナーにあると思って行ってみたものの、なんか完成品の飛行機のラジコンみたいなのはあるのに、目的のゴム動力竹ヒゴ飛行機が置いてなくて、散々探した結果、文房具コーナーの「大人の科学」という所にありました。こういうものこそ、子供が作って学べる抜群の教材だと思うのに、なんで子供に完成品ばかり与えちゃうのかなぁ。そんな感じで甘やかすから、平成生まれはバカにされちゃうんだよね。

 これが買ってきた奴です。なんか10年以上前からパッケージが全然変わっていない(笑) 上のペガサスという奴は600円、下のオリンピックというのは700円くらい。作るのに必要なものは木工用ボンドと、簡単な工具と、情熱と、暇な時間です。

 それでは作りましょう、こういう時にドラえもんの「ノーリツチャッチャカ錠」があれば、あっという間に完成するんだけどなぁ。ちなみに主翼を組み立てるパーツを間違えたせいで、設計図とは違った形の翼になってしまった。こういうテキトーさがA型とは思えない大雑把なところ。


 本来、飛行機の製造というものは、「紅の豚」に出てくるフィオ・ピッコロ嬢のように几帳面かつ丁寧に行わなきゃいけないんでしょう。ちなみに私はジブリに出てくる女の子の中で彼女が一番好きです。だって、シータは万年処女って感じだし、キキは子供っぽすぎるしさぁ。

 

そして完成!!

図面通りには作れなかったけど、まぁ形にはなったからOKでしょう。

あとはセッティング次第です。

 

試験飛行の様子

ご覧になる方は左下の再生ボタンを押してください。音声はありません。

まだまだ詰めが甘いですね(笑)

 

おしまい