SONY MD Recorder  MDS-JA33ES  (\120,000)


 オーディオ機器に限らず、機械製品というのは性能が優先されて当然であるが、同時にデザインも同じくらいに大切であることは言うに及ばず。かつて、SONYから高級MDデッキが多数リリースされていた。その代表機といえば、初めてESを冠したMDデッキであるJA3ES、50周年記念モデルとして登場したJA50ES、そして高級路線の最後を飾ったJA555ESが挙げられると思う。これらの機種の中に埋もれ、忘れ去られがちではあるが、今回紹介するJA33ESはSONYのMDデッキ史上、最もデザイン的に優れた機種であると私は思う。型番こそ「3」シリーズを関しているが、内容は「5」シリーズと同様のものである。

 1つ残念なのは、中身は「5」シリーズなのに、天板とサイドパネルが一体型の「3」シリーズのデザインに纏められてしまっている点だ。「5」シリーズのように、天板そのものが独立しているデザインであれば、より一層の高級感が得られたことだろうと思う。

 蛇足ながら、このJA33ESは私なりの改造を加えてある。といってもデジタルフィルターのインジケーターを青色LEDに交換したことや、ヘッドフォンアンプ回路を少々弄っただけと大したことではない(笑)

 

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